2015年の厚労省の発表によると、死因1位は悪性新生物(約30%)、2位は心疾患(約15%)、3位は肺炎(約10%)となっています。では、その死亡リスクに与える影響の順位はご存知でしょうか?
2016年、ヨーテボリ大学の研究グループが、男性800名を1967年〜2012年の45年間追跡調査したところ、死亡リスクへの影響第1位は喫煙、第2位は運動不足などの運動機能の低下であると発表。(スウェーデン)
また同研究により、運動の効果は生涯続くことが明らかとなりました。運動を行なっていて体力のある方や、運動能力が高い方の死亡リスクは低下し、逆に運動量が少ない人ほど死亡率が上昇。「運動能力の低下は、高血圧や高コレステロールよりも死のリスクが高い」と報告の中で述べています。
やはり適度な運動の継続が大切です。
<参考>
厚生労働省, 人口動態統計月報年計(概数)の概況. 2015
Dr Per Ladenvall, et al.Low physical capacity second only to smoking as highest death risk
European Journal of Preventive Cardiology. 19 Aug. 2016