脳卒中や脊髄損傷を中心に、長年臨床と研究の双方でご活躍されているベテランセラピスト。姿勢・動作分析のスペシャリストとして全国的にも有名な先生で、クラインフォーゲルバッハの運動学や生態心理学にも精通されている。現在は大学教授として未来のセラピストを育てながら、全国で講習会での講師や学会でのご講演などを行なっている。
<主な資格・取得技術・所属学会>
日本作業療法士協会
神奈川県作業療法士会
脊髄損傷作業療法研究会 代表
よこすかOT勉強会 代表
日本ボバース研究会
日本生態心理学会
日本リハビリテーション工学協会
日本保健科学学会
<主な論文>
・玉垣 努,玉垣幹子,江原義弘(1991),『頸髄損傷者の座位保持能力(作業療法ジャーナル賞受賞)』三輪書店、作業療法ジャーナル25 NO,2
・玉垣 努,玉垣幹子,江原義弘(1994),『高位頚髄損傷者の坐位バランス能力の研究(原著)』,神奈川県総合リハビリテーションセンター紀要 16.
・玉垣幹子,玉垣 努,江原義弘(1995),『頸髄損傷者の長坐位保持能力に関する研究(原著)』,日本作業療法士協会 作業療法 10.
・宮本英美,玉垣 努,小池琢也,佐々木正人,冨田昌夫(1999),『頸髄損傷者の日常動作獲得における「同時的姿勢」の発達 ー靴下履きの縦断的観察ー(原著)』,東京大学大学院教育学研究科紀要39.
・玉垣 努(2000)『行為と姿勢制御』,作業療法19 NO,6.
・玉垣 努(2007)『作業療法における徒手的介入手技の分析(原著)』,神奈川県総合リハビリテーションセンター紀要No.33,34
・Tsutomu Tamagaki,Tetsuya Matsuda,Yumiko Kunim(2008)『Quantitative evaluation of patient-handling techniques used by occupational therapist』,The 14th International Conference on Perception and Action [ICPA].
・Takuya Koike,Tsutomu Tamagaki,Emi Miyamoto(2008)『Dynamic Touch in Patients with Cervical Spinal Cord Injury』,The 14th International Conferene on Perception and Action [ICPA].
・玉垣 努,小池琢也,宮本英美(2013)『道具とそれを用いた接触面の知覚に対する麻痺の影響』,作業療法(第32巻第4号)p357−366.
・玉垣 努,運動器疾患に対するリスク管理② 〜脊髄疾患を中心に〜 (2014),作業療法ジャーナルVOL48,NO6,p491-496,三輪書店
<主な学会発表>
・玉垣 努 他,(2014)Verification of the accuracy of the Simplicity Stabilometry meter using a Wii board,第16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会
・玉垣 努 他,(2014)Development of electric tricycle for cervical spinal cord injuries,第16回世界作業療法士連盟大会・第48回日本作業療法学会.
・玉垣 努 他,(2014)バランスWii ボードにおけるリーチ動作の動的精度に関する研究,第29回リハ工学カンファレンス
<主な執筆・著書>
・玉垣 努(2001)『脊髄損傷マニュアル第2版:第2章 動作訓練の食事,整容,書字動作と更衣動作と入浴動作と自動車運転』医学書院
・玉垣 努(2005)『ADL 作業療法の戦略・戦術・技術 第二版:5 力の作用』三輪書店
・玉垣 努(2009)『中枢神経系疾患に対する作業療法』三輪書店
・玉垣 努(2011)『頸髄損傷(高齢不全頸髄損傷)』菊池恵美子,OT臨地実習ルートマップ東京:メジカルビュー社
・玉垣 努,松本琢磨.Ⅳ福祉用具の適応 起居床上.木の瀬隆.作業療法全書(改訂第3版)作業療法技術学2 福祉用具の使い方・住環境整備第10巻.東京:協同医書出版;2011.p.33−41.
・玉垣 努(2011)『Ⅶ疾患別福祉用具使用例 頸髄損傷.木の瀬隆.作業療法全書(改訂第3版)作業療法技術学2 福祉用具の使い方・住環境整備』第10巻.東京:協同医書出版.
・玉垣 努(2011)『アフォーダンスの視点から頸髄損傷を考える』.市川和子.標準作業療法学 作業療法臨床実習とケーススタディ第2版.東京:医学書院
・玉垣 努,能條慶彦編(2012)『身体障害者の性活動』三輪書店
・玉垣 努(2012)『作業療法における上肢機能アプローチ』三輪書店
・玉垣 努(2013)『OTの臨床実践に役立つ理論と技術』三輪書店
・玉垣 努,渡邉慎一編(2013)『クリニカル作業療法シリーズ 福祉用具・住環境整備の作業療法』中央出版
・玉垣 努,斎藤佑樹編(2013)『作業で語る事例報告』:TVゲームで遊ぶことで急性期の起立性低血圧を克服した頸髄損傷者の事例, p110−111,医学書院
・玉垣 努 編(2013)『頸髄損傷者の実践的な徒手筋力検査.』三輪書店
・玉垣 努(2014)日本車椅子シーティング協会 編集,『車いす・シーティングの理論と実践』「排泄のメカニズム」「脊髄損傷」はる書房.
・玉垣 努,山本伸一編(2015)『臨床OT ROM治療』「脊髄損傷におけるROMアプローチ」三輪書店
・玉垣 努,山口 昇編(2016)『身体機能作業療法学 第3版』医学書院
・玉垣 努,冨田昌夫,竹中弘行(2018)『臨床動作分析 - PT•OTの実践に役立つ理論と技術 -』三輪書店